
国内株式投資を始めてみたい方向けに、『国内株式投資の特徴』をまとめています。
①ある程度の資金が必要
②取引時間が短い
③株主優待がもらえる
④配当金がもらえる
⑤税金は一律20.315%
⑥NISA制度で非課税
⑦3年間の繰越控除が利用できる
国内株式投資の特徴
資金が必要
『国内株式投資はある程度の資金がないと始められません』
国内の株式は1株あたり約100円~約5,0000円程度ですが、購入単位が100株のものが多いです。
仮に1,000円の銘柄を100株購入するとします。 1,000円×100株=10万円 5,0000円の有名企業銘柄を100株購入すると、 5,0000円×100株=500万円 |
このような感じで、複数銘柄を保有しようと思うとある程度の資金力がないと余裕を持ったトレードはできないことが分かります。
取引時間が短い
『FXと比べて取引時間は短いです』
FXの場合
ほぼ24時間取引が可能
国内株式の場合
午前9時~午後3時まで(途中で1時間休憩があります)
※夜間取引ができる口座もあります。
自分のように昼間は働いていると、リアルタイムで取引できる時間は限られてしまいます。(チャートから目が離せない方には向いてないと言えます)
株主優待
『保有しているだけで株主優待がもらえます』
※株主優待は全ての銘柄でもらえるわけではありません。
下記は株主優待がある銘柄の説明をしています。
株主優待は企業からのプレゼント
株主優待の内容は銘柄により様々で、『自社製品』『食事券』『クオカード』などがもらえます。
株主優待をもらうためには
ある特定の日(権利付き最終日)に株主であること。
株主優待は年に1回、2回ともらえる回数の違いや、保有している株数に応じて内容も異なったりします。
マツコデラックスさんがやっている番組『月曜から夜更かし』に出演している桐谷さんのように、株主優待生活を送りたいのであればしっかりと内容を確認してから買わないといけません。
自分の好きな企業の株主優待が家に届くと嬉しいですね。
配当金
『保有しているだけで配当金がもらえます』
※配当金も全ての銘柄でもらえるわけではありません。
下記は配当金がある銘柄の説明をしています。
配当金
企業の利益を株主に分配するもの。
金額は『1株あたり○○円』というように株主総会で決定されます。
配当金をもらうためには
ある特定の日(権利付き最終日)に株主であること。
配当金も年に1回、2回ともらえる回数の違いはあります。
配当金は企業の業績によって毎年見直されるため、次回も同じ金額がもらえるとは限りません。当たり前ですが、業績が良さそうな銘柄を選択することがポイントとなります。
税金
売却益にかかる税金
20.315%(所得税及び復興特別所得税15.315%、住民税5%)
配当金にかかる税金
20.315%(所得税及び復興特別所得税15.315%、住民税5%)
NISA
『少額の取引であれば税金が掛かりません』
NISA(ニーサ)
2014年1月にスタートした少額で投資を行う人のための非課税制度。
NISA(ニーサ) | |
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利用できる方 | 日本在住の20歳以上の方 |
非課税対象 | 株式等への投資から得られる配当金や売却益 |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年120万円まで |
非課税期間 | 最長5年間 |
投資可能期間 | 2014年~2023年 |
毎年、120万円分の非課税投資枠(NISA枠)で購入した株の売却益と配当金が5年間非課税となる仕組み。
NISAを利用するためには、NISA口座を開設する必要があります。
3年間の繰越控除
『損失が出てもしっかりと確定申告をしましょう!』
繰越控除
年間の収益がマイナスで終わってしまった場合に、その損失を翌年から3年間繰り越せる制度。
繰り越した損失は翌年以降の3年間であれば、収入から差し引くことができます。
つまり、利益と損失を相殺できるという事。
この制度を利用すれば、過去の損失をなくして利益を減らすことができます。
例) | |
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1年目 | 50万円の損失 |
2年目 | 50万円の損失 |
3年目 | 100万円の利益 |
この場合、3年目の税金は本来なら100万円に対して支払わなければなりませんが、繰越控除を利用するとその翌年までに100万円の損失が出ているため相殺されます。
つまり、
3年目の利益(100万円) - 1年目+2年目の損失(100万円)= 0円
これにより、3年目の100万円の利益に対しての税金は0円で済みます。
繰越控除は自動的には受けられません。確定申告が必要となります。
そのため、年間の収益がマイナスとなっても忘れずに確定申告を行うようにしてください。
まとめ
国内の株式投資は、ある程度の資金力がないと利益を出しにくいです。
売却益を狙わず、株主優待や配当金などを楽しみたいのであれば、安い時に買って放置しておくのもありです。
しかし、株主優待や配当金はずっと同じものがもらえる補償はないため注意が必要。
NISA口座開設で、少額取引であれば売却益と配当金が5年間非課税となります。
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